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刹那と永遠 - Moment and eternity -

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・「初フィギュア体験」




○超!独断と偏見による「hakaの世界フィギュア選手権」観戦日記


【一日目】 3/21(水・祝) 男子SP、ペアフリー観戦


青春18切符で上京し
千駄ヶ谷駅で降りて、いざ決戦の地・東京体育館へ赴くhaka

体育館入口前の巨大スケート靴のオブジェをカメラに収め
生まれてはじめてのフィギュア観戦にのぞむ

体育館の中では既に男子SPの下位グループの滑走が始まっていた
某所で知り合った「上原きみ子ファンのフィギュア好き」という
非常にhakaと趣味が合うRさんが観戦なさっているはず
Rさんとご対面すべく席を探す

会場入りしてまず驚いたのは
会場の中がまったく寒くないということ
(リンクは寒いと思ってカイロ付きの完全防備でのぞんでいた)

トイレの前に長蛇の列ができていること(--;

会場のいたるところにサッカー場と同じく
選手を応援するタレ幕みたいのが貼られていること

(コレをひとつひとつチェックするのがまた楽し)

そして、意外と会場内が狭い!!

なんだか世界選手権というより
国内のローカルな大会という雰囲気
(このほのぼのした雰囲気は後の上位グループになると変貌する)

しかしリンクの東側はALLプレス席&フジテレビ実況席
(プレス席のブースには場内FM解説中の伊藤みどりさんの姿も見える)
ほんとにここから映像が世界発信されてるのかいな

まずは自分の席を確認
北側スタンドの前方スミ

うおおおおお!リンクが目の前~!
安い席なのでリンクの端側になるけれど
みなさんこのあたりでジャンプ決めてくれるので
ぶわっ!と飛び上がる時に巻き起こる風とか
ガッツンごっつん着氷時の音がして
すげー迫力で大感動

無事合流できた友人Rさんの席は
hakaのちょうど反対側の南2階のほぼ天井桟敷
彼女の席からのリンクを見下ろす眺めはhakaのとはまったく違っていて
これはこれでまた面白い

選手からは遠くて細かな表情はわからないけれど
リンクが完全に俯瞰できるので
スケーターのスピードとか
リンクをどんな風に使っているかがよくわかってヨイ

あまりにヨイので下位グループの演技は
空いていたRさんのとなりの席に陣取り
「こいつ踊れるね!いいね!」「ダメダメだね・・・」「衣装、ダサ!」などと
天井桟敷からああだこうだとだべりながら観戦していた

(ついでにふたりを結んだ共通の趣味「上原きみ子」の漫画についてもだべっていた・・・)

男子SPの出場選手は40名以上
後半につれて有力な有名どころが登場する

我らが日本人選手の滑走順は
織田選手が33番の最終一つ前のグループ、高橋選手が最終グループの40番
二人ともかな~~~り後ろ

40人以上の選手の演技(しかも前半はイケてない)をぶっとおし見るのは
結構疲れる

しかし選手ごとにスコアを突け、即座に順位を言い当てる
フィギュア観戦暦先輩のRさんいわく

「大相撲で幕下から見続けて「これより三役」でコーフンするのと同じ。
ヘタなのを見続けてようやく上位陣になったときの、あのなんともいえない雰囲気がいいのよ」

ほうほう、そういうものですか・・・

「カルミナ・ブラーナ」「月光」カーウァイの映画のサントラなど
演技の背後に流れる曲を聴いているだけでも結構楽しい

そして下位グループの中でも
ときどきキラリと光る選手がいる
ひじょーに高い3A持ってた中国の選手や
スケーティングはそうでもないが個性豊かで踊りが上手な選手など
彼らはやはり登場したときから何が違う、オーラのようなものを放っている(ような気がする)

自身もダンスをたしなまれるRさんの
スケーターひとりひとりに対するコメント(ぼやき)が面白い

上半身の使い方が上手くて妖艶な踊りをする選手がいると目ざとく
「この人踊れるね~」「腕の使い方うまいよね」
納得のhaka

ちなみにこのダンサー風の選手の出身地が
「ギリシャ」とコールされた途端、Rさまと顔を見合わせて思わず
「ギリシャ!」(←なるほどね~の意味)とほぼ同時に叫んだときに

余計な言葉は要らぬ
このヒトとは絶対感性が合うと確信した(笑)

高橋選手ファンのR様はかなりのメンクイ
そしてロンゲをなびかせて華麗に滑る、麗しい選手がお好きのようだ

金髪ロンゲ気味の選手がリンクに登場すると
「あら!この人カッコイイ・・・」とさっそく乙女になるRさん
出身地が「イタリア」とコールされたとたんに
またまたふたりで声を合わせて「イタリア!」(←なるほどね~の意味)
滑りも綺麗で点数もよく、たぶん足きりされずに翌日のFSにも残る模様
(※SPの下位20名ほどは足きりされ、翌日のフリーを滑ることができない)
「明日の再会が楽しみ♪」とときめくRさんがカワイイ^^

ちなみにhakaがスケーターを見ていて
どーしても気になってしまうのは「衣装の色」
例えば、どうみてもラテン系で髪と瞳が黒々とした青年が
全身ねずみ色のスウェットみたいなぼや~んとした衣装を着て登場した時
「うわ~ミスマッチ・・・冴えないなあ、このコにこの色はないでしょ・・・」と思っていたら

滑りのほうも芳しくなく
残念ながらこの彼は最下位であった・・・

せっかくのラテンの黒髪と黒い瞳を強調すべく
もっとシャープな色(黒と赤とかさ)着せればいいのに、もどかしいっ

逆にプラチナブロンドの色素が薄い北欧の選手なんかは
同じ淡いグレイを着ても儚げで綺麗なんだよね
♪よ~く考えよう~衣装は大事だよ~

麗しの王子系の似たようなお耽美なプロが続いた中
富士ゼロックスのCMでランビエールと競演している
「経営者」ことブラッドリーがユニークなプロで登場!
会場が大いに沸く!

その後、さらにすごいのがキターーー!!

冒頭、いきなり鳴り響く電話をあわてて数本取りまくるマイムから始まり
そのうちキレて頭をかかえて「あーーーーーー!!」

なおこれおもしれえええええー!!とhaka大喜び

この「あーー!」くんはその後も懲りずに要所で「あーー!」と叫び
なんと、最後の締めまでもが「あーーーーーー!」だった

鳴り響く電話を前にテンパってしまった男の姿がありありと

目に浮かぶような見事な演技

演じたのは来年世界選手権が開催されるスウェーデンのベルントソン選手

(名前は覚えにくいが)来年にむけて要チェックや!!

正統派クラシック王子系が多い男子フィギュアにおいて
こーゆーエスプリ効いてて小粋でいい意味でふざけてる「色物街道」、大好き!


会場はめちゃめちゃ盛りあがったのだけれど、果たしてテレビ放送されたのかな?

ぜひ一人でも多くの人に見て欲しい、名演技でした









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